ソフトバンクテレコムは2008年12月5日、社内からのウェブアクセス状況や、インターネットの利用状況を適時確認することができる、法人向けウェブアクセス管理サービス「セキュアプロキシ」の提供開始を発表した。同社のデータセンター内サーバーで提供される、マネージド型のゲートウェイセキュリティサービスのひとつ。価格(税込み)は、設置サーバー単位で月額15万4350円から。
「セキュアプロキシ」は、企業のセキュリティポリシーに沿った「ウェブ監視およびアクセス制御」を行うサービスで、業務中の不用意なウェブブラウジングが招くネットワーク帯域の圧迫や、情報漏えいを防止できるほか、ウェブアクセスログの保管とその解析結果の表示を行うことで、内部統制システムとしての機能も持つ。
また、従業員のウェブアクセス可否を制御するブラックリスト、ホワイトリスト機能も利用できる。例として、オフィス内の高セキュリティエリアで業務を行う従業員にはウェブアクセスを極力制限させたい場合などにこの機能を使うことで、従来のURLフィルタリングの導入よりもコストやシステム運用の工数を減らし、企業の社内システムをよりセキュアな環境に保つことができるという。
同サービスに含まれる主な機能は以下のとおり。
- Web/FTPのトラフィックを集中管理できるプロキシ機能
- URLベースでのブラックリスト、ホワイトリスト登録によるサイトの閲覧抑止
- 生ログおよびログの収集および分析機能
同社では、ネットワークとサービスを統合させた、「ICTプラットフォームサービス」(ブランド名:「ULTINA」)において各種サービスを提供しているが、そのひとつである「ULTINA Security platform」の「ゲートウェイセキュリティ」サービスの、ウェブセキュリティオプションのひとつとして、「セキュアプロキシ」が追加された。
これらのセキュリティ機能を、同社が提供する各種VPNサービスに接続して利用することで、ネットワークや各種ホスティングとアプリケーションが統合された環境が整備されることになり、各企業は、社内の情報システム環境をよりセキュアな形で利用できるようになるとしている。