富士ゼロックスは2009年1月13日、同社のドキュメントハンドリングソフトウェア「DocuWorks」と連携して内部統制業務の文書管理を支援するソフトウェア「StatusMaster」(開発元:下田OAシステム)を、同日より発売すると発表した。
富士ゼロックスの「StatusMaster」は、内部統制業務等で発生する文書を関連情報や履歴などと紐付け、一元管理する環境を低コストで実現するソフト。文書登録時に、評価結果などの関連情報を付与することで、業務の進捗状況が一目で確認できる進捗管理表が自動作成でき、監査時のテスト証憑の文書提示などにも瞬時に対応できる。
また、「DocuWorks」と連携することにより、今後発生する文書だけでなく、すでに作成した文書もそのまま活用した登録・管理が可能。さらに、紙で存在する文書は、富士ゼロックスのデジタル複合機ApeosPortシリーズとの連携により、QRコードを利用して、ダイレクトに「StatusMaster」サーバーに電子文書としてスキャン登録することも可能。これにより、中小規模オフィスの内部統制業務の文書管理や監査対応の効率化を支援する。
同ソフトのおもな特長は以下のとおり。
- さまざまなアプリケーションで作成した内部統制文書はDocuWorksで統一形式の電子文書に変換し、バインダー機能で1つに束ねることができる。
- DocuWorksで束ねられた内部統制文書はプラグイン機能により、DocuWorks Deskから直接サーバーシステムへ登録することができる。
- 登録した内部統制文書は「StatusMaster」サーバーシステムのファイルサーバーに格納し、文書に関連する情報はデータベースに保存できる。
- 登録情報より業務の進捗状況を確認できる進捗管理表を出力することができ、進捗管理表に埋め込まれたハイパーリンクをクリックすることで登録文書を直接閲覧することが可能。
- 版管理機能により登録した文書の版情報を管理することができ、最新版はバインダーの色で一目でわかる。
- デジタル複合機「ApeosPort」でスキャンした証憑を、QRコードによりシステムへ自動登録することができる。
- 「全社統制」「業務統制」および「ITGC」の内部統制業務における統制文書管理と評価文書管理に対応。
同ソフトの価格は495,000円(1サーバーライセンス、20クライアントライセンス、税別)で、1年間の保守契約パッケージである「年間サポートパック」が98,000円(税別)となる。
富士ゼロックス
http://www.fujixerox.co.jp/
ニュースリリース
http://www.fujixerox.co.jp/release/2009/0113_s_master.html