[新製品・サービス]
TIS、情報共有SaaS「SKIPaaS(SKIP as a Service)」を発表、ほか
2009年4月28日(火)IT Leaders編集部
1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。
[ソフトウェア] 業績管理ソフト
目標の達成状況をWebで可視化
アシストは2009年2月3日、業績管理(パフォーマンスマネジメント)ソフト「WebFOCUS Performance Management Framework」の販売を始めた。売り上げや販売台数などの目標と、直近の実績を照らし合わせて、達成状況をモニタリングできる。Windows 2000 Server、Windows Server 2003、AIX、HP-UXなどで動作する。価格は25ユーザーで960万円(税別)から。
[ソフトウェア] データマイニング・ソフト
データ準備から解析まで一連の処理を自動化
日本テラデータは2009年2月16日、データマイニング・ソフトの最新版「Teradata Warehouse Miner 5.2」の出荷を開始した。データウェアハウスから解析対象の最新データを自動で準備して、あらかじめ設定したスケジュールで解析できるようにした。問い合わせ対応履歴などから、新規の問い合わせに対して適した回答内容や商品案内を導き出せるとしている。価格は420万円(税別)から。
[システム] ビジネスインテリジェンスなど
ERPのデータを基に経営課題を可視化
NECネクサソリューションズは2009年2月17日、財務状況の可視化や業務プロセスの効率化を支援する「ERP活用ソリューション」を発表した。BIソフトとワークフロー管理システム、ポータルシステムを組み合わせた中堅・中小企業向けのシステム商品。第一弾としてNECの「EXPLANNER/Ai」対応製品を提供、順次他のERPにも対応を広げる。価格は案件ごとの個別見積もり。
[ハードウェア] ラック型サーバー
プロセサやメモリー処理を高速化
日本IBMは2009年2月18日、ラック型サーバーの最上位機「IBM System x3755」を発表した。複数のプロセサ間を高速バスで接続すると共に、メモリーとプロセサ間の転送処理を高めて、価格性能比を従来の2倍に高めたという。2.7GHz動作か2.4GHz動作のアドバンスドマイクロデバイス製プロセサ「AMD Opteron」を標準で2個搭載する。価格は2.7GHz動作のプロセサ搭載機が85万500円から。
[システム] ID管理システム
SaaS型のID管理ソフト
京セラコミュニケーションシステムは2009年2月19日、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)型のID管理ソフト「GreenOffice Directory On Demand」を発表した。従業員の所属部署や役職などに応じて、システムやデータへのアクセス権限を設定する。人事異動に伴う業務引き継ぎ期間には、旧所属部署のアクセス権限を延長して利用できる。初期費用が60万円から、月額12万円から。
[ソフトウェア] エンタープライズサーチ
検索の絞り込みやキーワードを示唆
住友電工情報システムは2009年2月26日、エンタープライズサーチ・ソフト「QuickSolution Ver.7.0」を発売した。画面に検索結果と関連性が高い用語を階層構造で表示し、マウスのクリック操作で結果を絞り込めるようにした。検索窓にキーワードを入力した際に、当該用語と組み合わせて使われることが多い用語の候補を一覧表示する機能も備える。価格は80万円から。
[ハードウェア] ログ管理アプライアンス
利用者のシステム操作履歴を収集・管理
日立ソフトウェアエンジニアリングは2009年2月26日、セキュリティ管理向けアプライアンス製品「logbox powered by SenSage」の販売を開始した。米SenSageが開発したログ管理ソフトをサーバーにプリインストールして提供する。社内システムから利用者の操作履歴をバッチ処理で収集・管理したり、ログの解析結果を基にレポートを作成したりできる。価格は960万円(税別)。
[システム] SNSシステム
社内に埋もれた業務ノウハウを顕在化
TISは2009年2月27日、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)型の情報共有ソフト「SKIPaaS(SKIP as a Service)」を発表した。SKIPは、ブログ機能や全文検索機能を備えるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ソフト。社員間のコミュニケーションを活性化して、属人的になりがちな業務ノウハウの顕在化を図れる。料金は、ユーザー数無制限で月額7万9800円から。
[システム] データウェアハウス
検証済みのハードとソフトでDWHを短期構築
日本IBMは2009年3月3日、データウェアハウス(DWH)の構築に必要なソフトとサーバー、ストレージ、導入サービスをセットにした「IBM InfoSphere Balanced Warehouse」を発表した。検索性能や信頼性の検証を終えたハードとソフトを組み合わせて提供することで、約1カ月でDWHを稼働させられるという。価格は、データ容量が50ギガバイト規模のシステムで500万円から。
[ハードウェア] メールアーカイブアプライアンス
メールのタグ付けや保護機能を追加
ミラポイントジャパンは2009年3月4日、送受信メールを保存するメールアーカイブ用アプライアンス「Mirapoint RazorSafe」の新製品を発表した。訴訟や電子情報開示に使うメールへのタグ付け機能や、証拠物件としてタグ付けしたメールの保護機能などを追加した。価格は、1Uサイズのラック型サーバーにアーカイブソフトをインストールした「RazorSafe 200」が510万6500円など。
[ハードウェア] ブレードPC
処理性能を24〜42%向上
日本ヒューレット・パッカードは2009年3月5日、シンクライアント向けのブレードPCを発売した。従来機より高スペックのプロセサとディスク装置を搭載して、処理性能を24〜42%高めた。シトリックス・システムズ・ジャパンのデスクトップ仮想化ソフト「Citrix XenDesktop 3.0」のライセンスを付属する。価格は、1.3GHz動作のAMD Athlonプロセサ搭載機が6万5100円など。
[システム] IT資産管理システム
SaaSでIT資産を統合管理
ソリトンシステムズは2009年3月6日、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)型のIT資産管理ソフト「eCare-OnDemand」の提供を開始した。ウイルス対策ソフトのパターンファイルやOSの修正ファイルのバージョンなどを資産管理台帳で統合管理し、適用漏れ防止に役立てられる。ファイル交換ソフトの自動削除機能も備える。参考価格は、管理対象が5クライアントで月額3000円。