ソフトフロントは2009年12月22日、東日本電信電話(NTT東日本)が同日より開始した「フレッツ・ソフト配信サービス」において、NGN(次世代IPネットワーク)対応のテレビ会議アプリケーション「HelloMeeting(ハローミーティング)」の販売を開始すると発表した。発売は2010年1月中旬の予定。
HelloMeetingは、NGNの高品質かつセキュアなテレビ会議を実現可能なアプリケーションで、開発キットの「SUPREE Vision Premier」が組み込まれている。PC同士だけでなく、一般電話機との電話会議や、NTTドコモのFOMA端末とのテレビ会議も行うことができ、ロケーションにしばられることなく、いつでも手軽に利用できるのが特徴。2009年11月17日よりオンラインソフトウェア流通サイトの「ベクターPC Shop」で販売され、中小規模の事業者やSOHOなどを中心に利用されてきた。
今回、ソフトフロントはNTT東日本の「フレッツ・ソフト配信サービス」を利用し、HelloMeetingをSaaS型で提供する。同サービスは、NTT東日本が設置するサーバー等を複数のソフトウエア会社で共用し、「フレッツ光ネクスト」、「Bフレッツ」、「フレッツ・ADSL」(フレッツ・ドットネット契約者のみ)を利用しているユーザーに対し、パッケージソフトの配信環境を提供する、ソフト会社向けのサービス。
同サービスを利用することで、ソフト会社は自社でサーバーを構築することなく、ソフトウェアの配信が可能となる。また、配信ソフトを利用する顧客は、パッケージソフトの設定や更新の作業が軽減されるほか、毎月の電話料金と合わせて月額利用料を支払う「まとめて支払い」との組み合わせによって、必要なパッケージソフトを必要なときだけ手軽に購入・利用できるようになる。
「フレッツ・ソフト配信サービス」でHelloMeetingを利用するには、NTT東日本「フレッツ光ネクスト」、および「ひかり電話」の契約が必要。また、テレビ会議、高音質音声通話を利用するためには、「ひかり電話」の付加サービスである「テレビ電話」「高音質電話」「ナンバーディスプレイ」の契約が必要。ソフトフロントは、同サービスでの販売を通じて、中小ビジネス市場に加えパーソナルユースでのHelloMeetingの利用促進にも取り組んでいく。
「フレッツ・ソフト配信サービス」
http://www.ntt-east.co.jp/release/0912/091221a.html
ソフトフロント
http://www.softfront.co.jp