インテルは2010年1月8日、ノートPC、デスクトップPCおよび組込み機器向けの新「Core プロセッサー」をはじめ、対応チップセット、新無線アダプターなどを発表した。
今回発表された新CPU「Core i7」「Core i5」「Core i3」のコア部分は、32nmプロセス技術により製造されている。また、各プロセッサー内部には、HDグラフィックス機能が統合されているのが最大の特徴。またCore i5には、自動オーバークロック機能である「ターボブーストテクノロジー」に対応している。
今回、トップPC向けCPUとして発表されたのは、Core i5-600シリーズ4種と、Core i3-500シリーズ2種の計10種。またノートPC向けCPUとして発表されたのは、Core i7-600シリーズ5種、Core i5-500シリーズ3種、Core i5-400シリーズ1種、Core i3-300シリーズ2種の計11種。各プロセッサーの型番は、通常電圧版には「M」が、低電圧版には「LM」が、超低電圧版には「UM」が付加される。
また同社は、新CPUに対応する新チップセット「インテル5」シリーズも発表した。新CPUにグラフィックス機能やメモリーコントローラーなどが内蔵されたことにより、1チップ構成となっている。
さらに同社は、新無線アダプターとして、新「Centrinoワイヤレスアダプター」3製品を発表。「CentrinoAdvanced-N 6200」「CentrinoUltimate-N 6300」はIEE802.11nマルチストリーム機能とWiFiデュアルバンドに対応。「CentrinoAdvanced-N + WiMAX 6250」は、IEE802.11nに加えてWiMAXに対応する統合型無線アダプターである。
新発表のCore i7-620Mの価格は3万160円(税別、1000個受注時の単価)、Core i5-670の価格は2万5800円(同)、Core i3-540の価格は1万2080円(同)となっている。
新製品の価格と概要
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2010/100108b.htm