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「リッチコンテンツ利活用の舞台は広がる」 インテルのイベントで吉田社長が講演

2010年1月25日(月)

 インテルは2010年1月25日、IT業界関係者向けイベント「Intel Forum 2010」を開催した。基調講演には代表取締役社長の吉田 和正氏が登壇し、同社が8日に発表した新プロセサ群の製品概要や販売戦略を説明した。

 発表した新プロセサ群は「新 2010 インテル Core プロセッサー・ファミリー」。主要製品は、ハイエンド用途向けの「インテル Core i7 プロセッサー」、標準版の「同 i5 プロセッサー」、廉価版の「同 i3 プロセッサー」の3つだ。同社はi5を今後の主力プロセサに据える考え。

 i7とi5が搭載する新機能が、処理の負荷状況によって動的に動作周波数を変更する「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー(TBT)」だ。動画編集など高い処理能力が必要な際は自動的に動作周波数を引き上げる一方、処理の終了時には必要最小限の動作周波数まで一気に引き下げる仕組み。「TBTにより高い処理能力と省電力を両立できる」(吉田氏)。

 こうした機能拡張は、単にPCの機能向上だけを見据えたものではない。吉田氏は、PCが同社の主要市場であることは変わらないと前置きしつつ、ATMや自動改札、POSレジといった組み込み機器にも同社製品が浸透していることを強調。「将来的に、こういった機器やシステムが動画や画像などのリッチコンテンツを相互でやりとりするようになる。そこでスピードや快適さを実現するために当社の技術革新が生きる」(吉田氏)。

 同社の2009年度のPC関連の売り上げは、ネットブック向けは堅調だったものの企業向けが落ち込んだ。2010年度は運用管理機能であるvProと、30以上あるvPro関連製品のメリットを積極的にアピールし、売り上げを伸ばす考えだ。

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