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富士通SSL、機器の操作証跡を動画で記録する「SHieldWARE NE」の提供を開始

2010年5月13日(木)IT Leaders編集部

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は、NetEnrich社(本社:米国カリフォルニア州)と販売契約を締結し、サーバーやルータ、ファイアーウォールなどのネットワーク機器の操作証跡を動画で記録する仮想アプライアンス製品「SHieldWARE NE」(シールドウェア エヌイー)を2010年5月12日より提供開始した。同社が2004年から販売を行っているアクセス制御・証跡管理製品の「SHieldWARE」にラインナップとして追加し、販売する。

SHieldWARE NEは、WindowsやUNIX、Linuxなどのサーバーやネットワーク機器などの操作履歴を動画で記録し、閲覧することのできる製品で、日本国内では3月末に販売終了したNetEnrich社の「NetEnrich ITマネジメントゲートウェイ」に独自OSを組み合わせ、VMware vSphere上で動作する仮想アプライアンス版として提供するもの。従来提供してきたアプライアンス型のNetEnrichに対し、仮想アプライアンス版では、仮想環境を搭載したサーバー上で動作するOSとアプリケーションを組み合わせた形式での提供になるため、容易にインストールして実行できる。

また、SSL-VPN機能を内蔵しているため機器をリモートで操作することができ、データセンターなど遠隔地にある多数の機器を管理するケースにも活用可能なほか、複数のユーザーで共有している特権IDでログインした場合も、ユーザーごとに特権IDをひも付けし、操作履歴を記録することができ、特権ID利用環境での証跡管理も可能になっている。

発表による同製品の特徴は以下のとおり。

1.動画記録による効率的な操作証跡管理

  • 管理対象機器へログインして行ったすべての操作内容を、「誰が・いつ・何に・何をした」という作業履歴として動画で記録することが可能。
  • 記録した動画に対し、動きのない部分のスキップや、2~16倍速での高速再生が可能。

2. IDの一時払い出しにより臨時の作業にも対応可能

  • メンテナンスなどで一時的に利用できるログインIDを、承認者の承認のもとで払い出すことが可能。指定した期間のみ利用でき、作業完了後のID削除などが不要なため、管理者の負荷が軽減。

3. 短期間で導入可能

  • 管理対象機器にエージェントを入れずに動作するため、既存環境への影響を抑え短期間での導入を可能にする。

4. 仮想アプライアンス版として製品提供

  • VMware vSphereを搭載したサーバー上で動作する仮想アプライアンスとして、最適化されたOSとアプリケーションをセットで提供するため、容易にインストールすることが可能。また、同製品のリソース利用状況に合わせて、メモリやHDDなどのサーバーリソースを追加できる。

価格は、監視対象機器数が25までの「SHieldWARE NE 基本機能」が432万4,950円(税込み)から、年間保守料が76万6,500円(税込み)から。2010年6月1日より出荷開始する。

なお、同社は5月13日~14日に東京国際フォーラムで開催する富士通主催の「富士通フォーラム2010」において同製品を展示紹介する。

「富士通フォーラム2010」の概要
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2010/03/30.html

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
http://www.ssl.fujitsu.com/
 

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