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アクシスソフト、クラウドアプリケーション事業「bz・onclouds」開始を発表

2010年5月19日(水)IT Leaders編集部

アクシスソフトは2010年5月18日、クラウドアプリケーションを提供する「bz・onclouds(ビズ・オンクラウズ)」事業を、2010年6月1日から開始すると発表した。「bz・onclouds」事業とは、情報サイト「onclouds.jp」を中心に展開し、「クラウドアプリケーションを、もっと安く、もっと使いやすく」をコンセプトに、SaaS形態でさまざまなアプリケーションを提供するというもの。なおアクシスソフトは、今後同事業において初年度10種のアプリケーション提供と事業全体でのユーザ企業数200社を目指すとしている。

アクシスソフトは、まず「bz・onclouds」事業の最初のアプリケーションとして、経費精算アプリケーション「経費精算術『賢速 SuperLite』」と、企業間情報ポータルサービス「お仕事ポータル」の提供を開始する。そして今後は、自社開発アプリケーション以外にも、パートナー企業が開発した多様なアプリケーションを取り揃えていくという。

また「bz・onclouds」では、「Biz/Browser」ベースで開発されたアプリケーションと、通常のアプリケーションを提供するが、今後は「Biz/Browser」ベースのアプリケーションを取り揃え、簡単に評価・購入できるサービス「BizAppliPark(ビズ・アプリ・パーク)」を開設する。そして「Biz/Browser」ベースのアプリケーションをより多く準備できるよう、開発パートナーを広く募るとともに、パートナー向け「Developers Program(仮称)」も提供していく予定だという。

「bz・onclouds」事業の主な特徴は次のとおり。

  • アプリケーションの特徴に合わせた技術を採用
    幅広く使われるアプリケーションにはAjaxなど最新Web技術を使用し、入力をスピーディに行うアプリケーションや高レスポンスを要求されるアプリケーションには、国産リッチクライアント(RIA)のデファクトスタンダード「Biz/Browser」を使用するなど、アプリケーションの特徴に合わせて最適な技術を採用する。
  • 選択できる価格体系
    多くのクラウドアプリケーションはID数で課金する形態をとるが、同社はID課金以外にも、ディスク容量課金や利用量に応じて課金する従量課金など、サービス内容によってさまざまなプランを用意する。ユーザ数は多いけれど一人ひとりの利用量に格差があり、ID課金では高くなると感じているユーザにも有効な価格体系になっている。
  • 「リレーションウェア」という新しいアプリケーションモデルの創出
    アプリケーションとアプリケーション、人と人、企業と企業をクラウドでつなぐソフトウェアを「リレーションウェア」と定義し、クラウド上の異なるアプリケーション間でのデータ連携を実現する。複数のアプリケーション間においてデータベースをシームレスに連携するので、複数のアプリケーションに同じ情報を入力・更新する煩雑さから解放される。また、クラウド空間にあるアプリケーションを、顧客でも取引先でも、業務に関わるすべての人で共有して使用できるものなども提供する。

「bz・onclouds」の詳細と価格
http://onclouds.jp/(2010年5月20日公開予定)

アクシスソフト
http://www.axissoft.co.jp/

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