社内向けマイクロブログ 利用者が急増するTwitter。その自然体での情報発信&共有の姿に倣い、企業の情報共有基盤として使う「社内マイクロブログ」が登場し始めた。シンプルな使い勝手を追求する一方、業務システムやインターネット上の情報も集約するなど、各種の工夫が見られる。
Twitterで日々「つぶやき」を発信している読者も少なくないのではないだろうか。最長でも140文字という、ごく短いメッセージを投稿。その人に関心を示す人(フォロワー)が内容を読んで近況を知り、時にはそれにコメントを返す…。緩やかで気構えないスタイルが、とりあえず何か書こうとする「意欲」や知人の言動を気にかける「興味」につながって、場が活性化すると共に人と人とのつながりが親密なものになっていく。
大規模導入事例も登場
社内活性化の手段として重視
Twitterに代表されるマイクロブログのこうした特性に注目し、企業内のコミュニケーションツールとして提供しようという動きが出てきた。メールや電子掲示板に伴いがちな“堅苦しさ”を取り払い、社員の結束力を高める上で欠かせない「自然体での情報共有」を促すことが狙いだ。
ただし企業が業務の一環で利用するとなれば、コンシューマ向けのパブリックなWebサービスをそのまま使うわけにはいかない。セキュリティやユーザー管理などの面で「関係者限定」で運用することが条件となる。そうした機能を備えるのが「企業向けマイクロブログ」製品である。
導入事例もある。デルは全世界の従業員10万人に対してセールルフォース・ドットコムの「Salesforce Chatter」を採用し、社内の情報共有体制を強化している真っ只中だ。
会員登録(無料)が必要です
- メガネ型ウェアラブルデバイス(製品編)-2015年に新製品が続々登場(2015/04/27)
- メインフレーム最新事情(国産編) 外部連携や災害対策を強化(2013/09/17)
- メインフレーム最新事情(海外編) クラウド対応やモバイル連携を加速(2013/09/17)
- データ分析をカジュアルにする低価格クラウドDWH(2013/08/02)
- 極小サーバーをぎっしり詰め込み 用途特化で“非仮想化”の強みを訴求(2013/07/23)