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コアマイクロがストレージ仮想化NAS、ILMとマイグレーションに特徴

2011年3月28日(月)

コアマイクロシステムズは2011年3月28日、ストレージ仮想化ソフトをベースとしたNAS「Filer MAGIC」を発表した。2011年4月に出荷する。複数のローカル・ストレージや外部NASを束ねた仮想ボリュームを作成し、これをNASプロトコル経由でアクセスできるようにする。価格はオープンだが、容量7Tバイトの標準構成時に定価ベースで100万円未満となる。

Filer MAGICは、オレガが開発/販売するストレージ仮想化ソフト「VVAULT Professional」を、NAS専用OSであるWindows Storage Server(WSS)上にインストールしたアプライアンス機器。きょう体は2Uラックマウント大で、RAIDコントローラを介して10基のディスクと2個のSSDを搭載する(RAID 6構成、容量は1Tバイト×10基で7Tバイトから)。2台でHA構成とした上位機「FilerMAGIC HA」も用意した。

機能の中核を成すVVAULTは、ローカル・ストレージや外部NASなど、Windowsから扱える任意のボリュームを束ねて、1つの仮想ボリュームとして運用できるようにするソフトである。Filer MAGICは、VVAULTをWSSと組み合わせ、VVAULTの仮想ボリュームをCIFS/NFS/FTP経由でアクセスさせる。

VVAULTの特徴の1つは、ILM機能である。統合対象となる個々のボリュームに速度のパラメータ(4段階)を設定することで、頻ぱんにアクセスするデータを高速なディスクに配置できる。SSD、高速ディスク、低速ディスクなどを混在させられる。

VVAULTの特徴の1つは、データ移行機能である。ストレージの運用中に、バック・グラウンドで、指定したボリューム間でデータを移行できる。これにより、ストレージのリプレースが可能になる。古いディスクから新しいディスクへの移行のほか、古いNASから新しいNASへの移行ができる。

 なお、VVAULT単体のライセンス価格(オレガが販売)は、月額制をとる(一方、今回のFiler MAGICは、買取制をとる)。VVAULTの価格は、WSS向けで技術サポートを含んだProfessional版が税込み月額1万500円。クライアントOS(Windows XP/Vista/7)向けで技術サポートを含まないPersonal版が税込み月額525円。接続ストレージを2台までに限定したBasic版が無料。ソフトウエア本体はオレガのサイトからダウンロードできる。

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