日本アバイアは2012年6月1日、中堅企業や大企業の小規模拠点向けの小型イーサーネットスイッチ「Avaya Ethernet Routing Switch 3510GT(ERS 3510GT)」を提供開始した。
ERS 3510GTの特徴は、44.5mm×220mm×200mmと、ハーフラックサイズであること。一方、電力効率を従来製品に比べて20%改善した電源ユニットを備えることにより、冷却用のファンを不要にした。このため、オフィス内のデスク上や壁面に、ファンの音や風を気にすることなく設置できるという。フロー制御やQoS、セキュリティのほか、アバイア製のIP電話機を接続した際にVLANや優先制御などを自動設定する機能も備えている。
BYOD時代を意識したモデルも用意した。IP電話機やワイヤレスアクセスポイントといった機器にLANケーブルを通じて給電するPoE(Power over Ethernet)機能を持つ「ERS 3510GT-PWR+」である。
同日、よりポート数の多い機種も提供開始した。10/100/1000Mbpsイーサネットを24ポート搭載する「ERS 3524GT」、さらに10/100Mbpsイーサネットを24ポート搭載する「ERS 3526T」である。これらはそれぞれERS 3510GTと同様に、PoE機能を備えるモデルがある。
価格は、ERS 3510GTが950ドルから、ERS 3526Tが850ドルから。上記の3機種6モデルを合わせて、初年度1万台を販売することを目指す。