[市場動向]

SDN、コンテナDC、PaaS─日本企業の厳しい要件への対応に注力するIIJ

2012年6月26日(火)IT Leaders編集部

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、サーバーやストレージなどのリソースプールを自動管理する基盤を独自開発し、運用を効率化することで低コスト化を図る。ネットワークをソフトウェアで制御する「SDN」を取り入れた基盤構築も視野に入れる。島根県松江市に国内最大規模のコンテナ型データセンターを有する──こうした自前の技術力がIIJの強みだ。

 IIJ GIOの中でも目を引くのが「コンポーネントサービス」である。OSやサーバーなどの種類を制限する「ホスティングパッケージ」に比べ、物理サーバーや顧客が持ち込むサーバーなどを組み合わせて1000通り以上のシステムをオーダーメイドできる。「厳密にはクラウドと言い難いかもしれないが、日本企業の厳しい要件を満たす1つの解と位置付けている」(マーケティング本部 GIOマーケティング部 1課長 神谷修氏)。

 そのほか、RubyをサポートするPaaS「MOGOK」を提供するのに加え、海外拠点を構える企業向けに、3月には米国で「IIJ GIO USサービス」の提供を開始。今夏には中国国内でIaaSの提供も予定する。

コンピューティング
IIJ GIO ホスティングパッケージサービス

Webサーバーやメールサーバー用などのプランを揃える。利用できるOSはCentOSのみだが、1日133円から利用できる

IIJ GIO ホスティングパッケージサービス

【月額料金】4000円〜(Webサーバー用の「Webプラン」の場合)

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