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NRIセキュアテクノロジーズと日立ソリューションズ、セキュリティ製品の連携を発表

2012年6月27日(水)IT Leaders編集部

NRIセキュアテクノロジーズと、日立ソリューションズは2012年6月27日、電子ファイルに機密レベルを設定し、レベルに応じてメールへの添付や記憶媒体への書き出しを禁止するソリューションを発表した。NRIセキュアテクノロジーズの電子ファイル管理ソフト「SecureCube/Labeling」と、日立ソリューションズのファイルセキュリティソフト「秘文」を組み合わせる。

SecureCube/Labelingは、電子ファイルに機密レベルを付与するソフト。クライアントソフトを導入したPCでMicrosoft Officeの文書や、PDFなどを作成する際、“極秘”、“関係者限”、“社内限”、“公開”など、機密レベルを作成者に強制的に選択させる。各PCで作成したファイルの名前や、機密レベルなどの情報を自動的に収集し、社内に存在するファイルの一覧表を作成する管理ソフトも備える。

一方、「秘文」はファイルの暗号化や、USBメモリーなどへの持ち出し制御など、ファイルに着目したセキュリティ対策機能を提供するソフト。2012年6月にリリースを予定する最新版のV10では、ファイルの内容を自動的に分析して、重要度に応じてグループに分類する機能を追加した。グループごとにメールへの添付や、記憶媒体への書き出しを制限できる。

新ソリューションでは、SecureCube/Labelingで設定した機密レベルを使って、秘文がファイルを制御できるようにした。SecureCube/Labelingを用いて、従業員に機密レベルを付与させることで、より的確なレベル設定が可能になるほか、従業員のセキュリティ意識の喚起も期待できるという。SecureCube/Labelingはファイルの持ち出し制御などの機能を持たず、他のセキュリティ製品との組み合わせを想定している。連携可能な製品に秘文が加わった格好だ。

50ユーザー規模で380万円から。SecureCube/Labelingと、秘文のファイル持ち出し制御に関わるコンポーネントを含む。6月29日から提供を開始する。初年度100社への導入を目指す。

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