[インタビュー]

分析経験ゼロから、NTTぷららがデータサイエンスチームを立ち上げた理由

2013年5月14日(火)緒方 啓吾(IT Leaders編集部)

データ分析人材の不足が指摘される中、情報システム部門主導で、データサイエンティストチームを立ち上げたNTTぷらら。同チームの堀内氏と安達氏に、設立の背景や狙いを聞いた。

データ分析チームを作ったワケ

—データサイエンティストのチームを社内に設立されたと伺いました。

堀内 実は、社内ではデータサイエンティストという言葉は使っていないんですが、システムを担当する技術部門の中に、データ分析の専任チームを置いています。メンバーは、私を含めて6名。当初は、IT部門やマーケティング部門に籍を置いて、本来の業務と掛け持ちしていましたが、今年4月からは分析に専念するようにしました。

NTTぷららの堀内周担当部長(左)と、安達健一郎マネージャー

—そもそも、なんでチームを設立されたのでしょうか?

堀内 データ分析を本格的に考えるきっかけを作ったのは、2008年3月にスタートした「ひかりTV」。フレッツ光回線を使って、自宅のTVで80以上の専門チャンネルや、ビデオ、カラオケなどを配信するサービスです。これをスタートしてから、色々なデータが社内に貯まるようになりました。

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