インフォテリアは2013年5月22日、同社のEAI/ESBソフトウェア「ASTERIA WARP」がAmazon Web Services(AWS)のデータ・ウェアハウス(DWH)「Amazon Redshift」との連携に対応したことを発表した。同社によれば、この連携により、ASTERIA WARPのユーザーは、ITコストの抑制をはじめとするメリットを享受でき、自社におけるビッグデータの活用をより推進できるようになるとしている。
ビッグデータ活用の推進にあたって、企業が直面する大きな課題として、日々増大する膨大なデータを適切に管理するための仕組み作りの難しさと、データをビジネス価値に転換していくうえで必要なソフトウェアの導入およびシステム開発コストの肥大化が挙げられる。
これらの課題を解決するためにとられた、ASTERIA WARPの機能強化アプローチが、従来のDWH製品の10分の1程度のコストで利用できるAmazon Redshiftとの連携である。これにより、ASTERIA WARPのユーザーは、社内のストレージやクラウドサービスに散在しているデータの集約・格納と、Amazon Redshiftからの集計結果取得を、ASTERIAシリーズならではのGUI操作のみで実行することが可能になる。両製品の組み合わせが、データの集約・格納から管理、ビジネスにおける活用までを一元的に支援し、その先に目指されるハイブリッド環境構築を促進していく格好だ。
具体的な機能としては、ASTERIA WARPでは、Amazon Redshiftからノン・プログラミングでデータを取得できるため、データ分析の仮説検証を容易に、何度も行うことができることも大きい。企業は、ASTERIA WARPによって、専門知識を有したデータサイエンティストが行うレベルの業務分析を属人性を廃したかたちで可能にし、ビッグデータ時代に求められるビジネスの推進に役立てられるようになる。
なお、インフォテリアは、2013年6月5日にグランドプリンスホテル新高輪で開催される「AWS Summit Tokyo 2013」