NECフィールディングがERPとCRMの性能改善を目指し、国内400カ所のサービス拠点から利用するERPとCRMのデータベースサーバーを刷新した。マイクロソフトが2013年11月14日に公表した。
企業ITシステムの保守サービスを担うNECフィールディング。2012年4月に、ERPとCRMをカットオーバーしたが、月末や期末など処理が集中する時期に、パフォーマンスが著しく低下していた。パフォーマンス改善のため、ハードウェアの変更を決断した。
2011年秋から検討を始め、2013年3月に「SQL Server SSD Appliance」の採用を決めた。サーバーには、NECのスケーラブルHAサーバー「Express5800」を使用する。ERPとCRMは、SQL Server 2008 R2を使用しており、同一プラットフォームへの移行がリスクが少ないと判断した。製品選定にあたっては、他のデータベースベンダーの垂直統合プラットフォームも検討したという。
2013年4月から設計、構築を開始、2013年5月にストレージを導入。7月中旬にサーバーを入れ替えて移行を完了した。