米Impervaの日本法人は2014年2月10日、米本社が複数のITセキュリティ関連企業を買収したと発表した。買収したのは、米Tomium Softwareと米Skyfence、米Incapsulaの3社。いずれも同年2月6日(現地時間)に発表した。
Tomium Softwareは、z/OS向けにセキュリティ製品を提供するベンダー。データベースソフト「DB2 for z/OS」や、メインフレーム向けデータマネジメントシステム「IMS」の使用状況をモニタリングする監査ソフトを提供していた。ImpervaはこれまでTomium SoftwareとOEMライセンス契約を結んでいたが、同社のテクノロジーを自社製品のプラットフォームに統合するため買収した。主に、メインフレームの情報資産保護に役立てる。
Skyfenceは、SaaS型業務アプリケーションを利用する企業向けに、セキュリティゲートウェイを提供するベンダー。SaaSへのアクセス権限を制御したり、利用状況をモニタリングして、社外から不正侵入や、従業員による情報の不正持ち出しを防ぐ。普段のユーザーの振る舞いを分析し、サイバー攻撃や不正利用を検出する技術を持つ。SaaS型業務アプリケーションの利用率が高まっていることを受けて買収した。
IncapsulaはSaaS型Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の提供ベンダー。Webサイトや、Webアプリケーションに対する攻撃への対処、アクセスの負荷分散などの機能をクラウドサービスとして提供する。オンラインバンクやオンラインゲーム、小売業のアプリケーション向けに導入実績を持つ。Incapsulaは以前より、Impervaの子会社だったが、SaaS型WAFのニーズが高まっていることを受け、完全子会社化に踏み切った。
SkyfenceとIncapsulaについては、2014年第一四半期(1~3月)に買収を完了する予定。
同日、Impervaは、Amazon Web Servicesのプラットフォーム上で利用可能なWAFも発表した。製品名は「Imperva SecureSphere Web Application Firewall for Amazon Web Service」。2014年3月より提供を開始する。
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