[インタビュー]

導入率はわずか13%、デスクトップ仮想化市場はブルーオーシャンだ

米Citrix ラケッシュ・ナラシムハン氏

2014年11月13日(木)緒方 啓吾(IT Leaders編集部)

VDI(デスクトップ仮想化基盤)の導入が進んでいる。主要ベンダーの1社、シトリックスは同分野の将来をどう見ているのか。米シトリックスのグループバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのラケッシュ・ナラシムハン氏に聞いた。同氏は、デスクトップおよびアプリケーショングループを統括している。

ラケッシュ氏写真:米シトリックス グループバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのラケッシュ・ナラシムハン氏

――まず、VDIの分野におけるシトリックスの最近のトピックから伺いたい。

 XenApp/XenDesktop 7.6を発表した。日本国内では今年の10月から提供開始している。最新版では、主に3つのポイントを強化した。

 1つめは、ユーザビリティの強化。既存ユーザーの要望を反映し、仮想デスクトップや仮想アプリケーションの使い勝手を高めた。

 例えば、ログイン作業の簡素化。アプリケーションやデスクトップに素早くアクセスできるようにするための措置だ。ビューアを閉じた後も、セッションを維持する。再度、ビューアを立ち上げた際、アプリケーションへのログイン手順を省略できる。

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