名古屋銀行(本店:愛知県名古屋市)は、インターネットバンキングシステムを刷新し、2015年1月23日に運用開始した。個人向けサービスの拡充が狙い。システムを導入した富士通が、2015年1月23日に発表した。
名古屋銀行は、インターネットバンキングシステムを刷新し、運用を開始した。個人向けサービスの拡充が狙いである。構築・運用管理を富士通が担当している。
旧システムは、金利情報を勘定系システムから取得する仕組みだった。このため、インターネットバンキング利用者向けに優遇金利や期間を設定するには、勘定系システムのプログラムを変更する必要があった。
新システムにおいては、金利情報の保有・設定機能を搭載。インターネットバンキングの運用担当者が優遇金利や期間を設定できるようになった。これにより、商品開発・提供を迅速化する構え。
顧客の利便性を高めるための機能追加も施した。カレンダー形式の資金管理機能や、目的別の貯金設定機能、過去の取引履歴を表示する通帳機能、資産や借入状況を一元管理できるポートフォリオ機能などだ。
新システムは、来店不要のネット完結型バーチャル店舗の創設への布石でもある。同行は、新システムの導入に合わせて業務フローの見直しを実施。印鑑レスでの口座開設や取り引きを可能にした。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | 名古屋銀行 |
事業内容 | 金融 |
導入システム | インターネットバンキング |
導入目的 | 個人向けサービスの拡充 |