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米IBM、ハイブリッドクラウドでのデータ管理を最適化するソフトウェア群を発表

2015年2月20日(金)IT Leaders編集部

米IBMが2015年2月17日(現地時間)、ストレージ環境の利用効率を高めるためのソフトウェア製品群「IBM Spectrum Storage」を発表した。Flashストレージからテープ、ハイブリッドクラウドまでを対象に、適切な場所へ適切なタイミングでデータを移動できるようにする。同分野のストレージソフトウェアの開発に向けては、今後5年間で10億ドル以上を投資する計画も公表した。

 IBM Spectrum Storageは、ハイブリッドクラウドを利用して大量のデータを効率よく管理するためのストレージ向けソフトウェア製品群。単一のダッシュボードから、多様なデータを、オンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境において、動的に配置することで、コスト効率や、性能、セキュリティの向上を支援する。ダッシュボードは、iOS/Androidなどの携帯端末でも利用できる。

 RESTful API/OpenStack/VMware vCloud Suiteを統合できる。セルフプロビジョニングを利用することで、スナップショットや同期・非同期レプリケーション、マルチテナンシー、自動化などの機能が使える。

 2015年後半には、同社の研究部門であるIBM Researchが開発した「マルチクラウドコネクター」を導入する予定だ。データの機密性を確保しながら、複数のクラウド間でデータを動的に移動できるようにする。複数のクラウドを結ぶことで、単一クラウドよりもサービス停止やデータ消失に対する回復力を高める。

 ハイエンドのストレージ装置「XIV Storage System」が持つ「IBM Spectrum Accelerate」を使えば、XIVの機能を既存環境に追加できる。6TBのハードディスクの復旧作業が約1時間で完了できる。チューニングすることなく、動的にストレージ容量を追加することで、ストレージハードウェアの追加から運用までを数分に短縮できる。

 IBM Spectrum Storageの価格は、予算状況に合わせたライセンス契約モデルを用意する。「IBM Passport Advantage」のWebサイトからダウンロードして利用する。

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IBM / ハイブリッドクラウド / OpenStack / XIV

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