NTTドコモは2015年2月18日、AWS(Amazon Web Services)などのパブリッククラウドを企業が利用するための導入支援サービス「ドコモ・クラウドパッケージ」を発表した。同社が提供する「しゃべってコンシェル」などをAWS上で実現する祭に蓄積したノウハウなどを提供することで、事前検討からシステム設計/構築までの時間を短縮できるとしている。
ドコモ・クラウドパッケージは、パブリッククラウドの導入検討時に実施するクラウドサービスの調査や、セキュリティ機能の確認、利用方針の策定といった工程を不要にするサービス。経済産業省が定める「クラウドサービス利用のための情報セキュリティマネジメントガイドライン2013年度版」に準拠した形でクラウドを利用できるようになる。
そのために、ドコモが自社サービスをクラウド上で実現する過程で蓄積してきた開発ガイドラインといったノウハウや、セキュリティテンプレートなどのツールを提供する。クラウド利用に向けた総合的なコンサルティングも提供する。
開発ガイドラインをはじめとした各種ツールは、ライセンス契約により提供する。利用料金は、初年度が19万円(税別、以下同)、2年目以降が年間10万円。コンサルティングは実施時間により変動する。2015年2月19日からサービスを開始している。