日本IBMは2015年3月23日、iPhone/iPad上で動作する業種別アプリケーション「IBM MobileFirst for iOS」において7種類を日本語化したと発表した。米Appleとの提携の一環で、米IBMは業種別アプリケーションの拡充を図っている。
今回日本語化したのは、銀行・金融、保険、行政、小売り、通信の5業種に向けたアプリケーションである。
銀行/金融向けは、「Advise & Grow」と「Trusted Advice」の2種類である。「Advise & Grow」は、銀行員が店頭で小規模事業者の顧客に対応するためのアプリケーション。顧客の情報や競合分析を参照し、分析に基づいた洞察を集めながら、個々の顧客に合わせた提案や取引を可能にする。
「Trusted Advice」は、金融アドバイザーが客先や出先から顧客のポートフォリオにアクセスするためのアプリケーション。提案内容を検証できるモデリングツールを持ち、予測分析から洞察を得ながら取引を完了できる。
保険業向けは、「Retention」。エージェントが顧客の情報と履歴にアクセスするためのアプリケーションだ。分析に基づくリテンションリスク・スコアを算出できる。通知機能を持ち、次の段階へ進むための適切な提案や、電子署名、保険料徴収といった業務の円滑化を図る。
行政向けの「Case Advice」は、ケースワーカーのためのアプリケーション。出先で重要な判断が求められる際に、業務量や支援に関わる課題に対応できるようにする。リアルタイム分析から得られる洞察に基づき、担当ケースの優先順位付けを調整し、予測解析に基づいてリスクを評価する。
小売業向けには「Sales Assist」と「Pick & Pack」の2種類を提供する。「Sales Assist」は、店員が顧客の購入履歴や好みに基づいて商品を勧めるためのアプリケーション。在庫管理や店内商品の確認、店外商品の出荷を指示できる。「Pick & Pack」では、バックエンドの在庫管理システムと連携し、注文商品の発送業務を支援する。
通信業向けの「Expert Tech」では、オンサイトサービスの最適化を図るためのアプリケーション。位置情報サービスを利用し、オンサイトへの最適なルートをFaceTimeなどのiOSのネイティブ機能を活用して提供する。
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