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アシスト、機械学習による分析を可能にするQlikView用コネクタをリリース

2015年4月2日(木)IT Leaders編集部

アシストは2015年3月30日、同社が販売するクリックテック・ジャパンのインメモリBIツール「QlikView」から、機械学習(マシンラーニング)による分析を可能にするコネクタ製品「Sedue Predictor for QlikView」の提供を開始した。Preferred Infrastructure(PFI)が提供する機械学習プラットフォーム「SeduePredictor」に接続して利用する。

 データ解析で人間には導き出せない法則を導き出したり、機械でしか観測していないデータに対して予測を行ったりする機械分析(マシンラーニング)が注目を集めている。

 Sedue Predictor for QlikViewの特徴としてアシストは、これまで専門家にしか行えなかったような高度で複雑なデータ分析を、操作性のよさに定評のあるQlikViewのUIから容易に実行できる点をアピールしている。

 機械学習のエンジンとなるSedue Predictorは、PFIの機械学習分析クラウドサービス「Bazil」をベースに作成されたオンプレミスのソフトウェア製品である。さまざまな分類アルゴリズムや特徴抽出手法のサポートや、学習データの可視化・管理機能(画面1)、機械学習による分類精度を簡単に測定できる自動交差検定ツールなどを備える。

画面1:Sedue Predictorによる機械学習結果の可視化機能(出典:Preferred Infrastructure)

 オンプレミスのSedue Predictorを採用したことで、クラウドサービスでは扱いにくい機密情報や個人情報のようなデータを分析対象にすることが可能になっている。例えば、顧客のセグメンテーション、クレジットカード与信、商品ターゲット、ECサイト購買、コールセンター対応状況といった情報が含まれるデータへの分析を、自社内で安心して実行できるようになるという。

 Sedue Predictor for QlikViewは、Sedue Predictorとセットで販売される。QlikView Serverシステム単位で使用権が許諾される年間サブスクリプションライセンスの価格は98万円となっている。なお、アシストのWebサイトで、製品版と同じ機能が30日間無料で利用できる評価版をダウンロードすることができる。

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