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米Dropbox、ビジネス向けファイル共有サービスのセキュリティ機能などを強化

2015年6月8日(月)IT Leaders編集部

米Dropboxは2015年6月5日(日本時間)、同社の企業向けファイ共有サービスである「ビジネス向けDropbox」において、セキュリティの強化と、管理や既存システムとの統合のための機能を拡充したと発表した。他システムと連携した利用を容易にする。

 セキュリティ強化では、Dropboxがサービス事業者として国際標準の「ISO 27018」認証を取得した。ISO 27018は、利用者のプライバシーとデータ保護に関する国際標準で、これに準拠することでセキュリティに関する運用体制の確からしさを高める。

 管理機能として、アカウントアクセスの保護するために2段階認証を容易に設定できるようにした。管理者権限の階層化を可能にし、3つの役割を3人の管理者に割り当てることで、管理業務を分担する。WindowsデスクトップPCへのリモートデプロイメントの自動化する「エンタープライズインストーラー」搭載を追加した。

 既存システムとの統合では、フォルダ共有の新機能のためのAPI(Application Programming Interface)を強化した。クラウドに保管するコンテンツの可視化と制御により、企業の機密データのセキュリティを確保する。

 さらにActive Directoryとビジネス向けDropboxの統合を進めている。ベータ版として提供中の「Active Directoryコネクター」により、プロビジョニングの簡素化とデプロイメントの加速化が図れるという。

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