[事例ニュース]

アサヒビール、飲食チェーン店のビジネス改善に向けたビッグデータ分析をCTCと共同で実施

2015年9月1日(火)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2015年8月31日、アサヒビールと共同で、飲食店向けのビッグデータ分析サービスを開始すると発表した。メニュー変更やプロモーションなどの施策が、売り上げや利益、顧客の来店や注文へもたらす影響を測定し、ビジネスの改善を支援する。

 新サービスは、米Applied Predictive Technologies(APT)のクラウド型予測分析ソフトウェア「Test & Learn」を使ってデータを分析するもの。チェーン展開している飲食店を対象に、新商品の導入から割引キャンペーン、広告展開、店舗のレイアウト変更、従業員の研修など、種々の施策の効果を検証できる。

 各種施策の導入を検討する際はまず、POSデータやAPTが独自に調査した地域特性に関連するデータから、施策に適切な実験店舗を割り出す。同店舗での実験を通じ、売り上げや利益、来店客数、客単価などに対する施策の貢献度を算出する。

 分析時には、APTが持つアルゴリズムと統計専門家の知見に基づき、特殊な事象がもたらすデータ(ノイズ)を除去することで、施策の利益への影響を測定する。これにより、ビジネス改善の機会を特定できるようにする。

 分析サービスに加え、施策のテスト設計や分析のコンサルティングサービスも提供する。利益に対する価格設定や、マーケティング、マーチャンダイジング、オペレーション、設備投資の効果を測定できるようにする。

 今後、アサヒビールでは、この仕組みを外食企業の経営支援ツールとして活用する計画だ。CTCは、小売業者や消費財メーカーなどを対象にサービスを展する。

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CTC / アサヒビール / 外食 / 店舗 / POS / アナリティクス / 食品

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