バラクーダネットワークスは2016年2月4日、Office 365向けのセキュリティとデータ保護の強化機能をクラウドサービススイートとして提供する「Barracuda Essentials for Office 365」を発表した。日本国内での提供時期は未定。
「Barracuda Essentials for Office 365」は、Office 365のセキュリティとデータプロテクション機能を強化するもの。メールセキュリティの「Barracuda Email Security Service」、アーカイブの「同Cloud Archiving Service」、バックアップ/リカバリーの「同Cloud Backup」という3つのクラウドサービスで構成されている。容易な実装、管理が可能なクラウドサービススイートとして提供され、IT管理者は組織の情報全般の可視化と制御を行える。
メールセキュリティは、きめ細かな制御により、Office 365 Exchange Onlineのセキュリティ保護を可能にする。メールに起因する脅威に対するマルチレイヤーセキュリティ、暗号化によるデータ流出の防止、情報漏えい対策、メールのコンテンツインスペクションなどの機能を備えている。
アーカイブは、ExchangeやOffice 365、そのほかのオンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境で、コンプライアンスの遵守とeディスカバリーの要請へ効果的かつ容易に対応できるよう支援する。時間やデバイスを問わずに利用者がメールにアクセスし、検索、取得が可能なモバイルアプリケーションを含む、生産性を向上する機能を用意している。
バックアップ/リカバリーは、削除されたOffice 365のメールやファイルを容易にリカバリーできるリアルタイムバックアップ機能を提供する。
バラクーダの「NextGen Firewall」や「PSTマイグレーション」製品と合わせて、Office 365の環境へ移行するためのスイートを提供することもできる。サービスはユーザー単位のライセンス体系で利用できる。