カルビーは、経営判断のスピードアップと業務の標準化・シンプル化を旗印に基幹システムを再構築した。導入したのは「SAP Business Suite powered by SAP HANA」。SAPが2016年4月18日に発表した。
「ポテトチップス」をはじめ馴染み深い数々のヒット商品を世に送ってきたカルビーは、1949年設立の老舗菓子メーカー。60周年を迎えた2009年には、さらなる成長に向けて、イノベーションとコストリダクションを実現するための改革に乗り出した。
それに連動する形で検討事項に挙がったのが基幹システムの刷新だ。それまで10年以上にわたってSAPをベースとする基幹システムを活用してきていたが、自社業務に適用させるべくカスタマイズやアドオンを重ねていたため全体が複雑化し、環境変化への迅速な対応や運用の負荷軽減といった点で課題が表面化していた。
2013年秋頃からシステム刷新の検討プロジェクトをスタート。数社から提案を募り、2014年9月に「SAP Business Suite powered by SAP HANA」の導入を決断した。システム構築においては、業務の標準化とシンプル化を進めるため、アドオンプログラムを減らすことを徹底。最終的に98%ものアドオンプログラムを削減することを達成した。
新システムは、2016年1月に本格稼働を開始した。かつて時間を要していた各種のレポート出力も迅速にこなせるようになり、経営判断のスピード向上などの効果を既にあげているという。
| 【プロジェクトの概要】 | |
| ユーザー名 | カルビー |
| 事業内容 | 菓子製造 |
| 導入システム | 基幹業務システム(ERP) |
| 導入目的 | 経営判断のスピードアップや精度向上、業務の標準化と簡素化 |
| 主な利用製品 | SAP Business Suite powered by SAP HANA |
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



