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アクセンチュア、AIがアプリケーション開発を支援する基盤を発表

2016年5月2日(月)IT Leaders編集部

米アクセンチュアは2016年4月12日(現地時間)、システム統合やアプリケーション開発や管理といったアプリケーションサービスを、よりスマート・効率的なものにするインテリジェント・オートメーション基盤「Accenture myWizard」を発表した。

 「Accenture myWizard」は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を搭載した様々な「仮想エージェント」が、データ分析やパターン識別、人間の開発技術者の意思決定をサポートする各種ガイダンスを提供し、アプリケーション開発、管理の生産性向上を支援する。開発技術者は様々なデータやガイダンスに基づいて判断を行うことが可能になり、アプリケーション品質の向上やコストの最適化、導入期間の短縮化などを図れる。

 機械学習を行う様々な仮想エージェントが人間と協業し、プロジェクトの全体管理やビジネス目標達成に向けたアナリティクスの活用、判断を要するタスクにおけるアドバイス提供、アジャイル開発プロジェクトの監視・モニタリングなどを行う。

 インテリジェンスやアナリティクスといった領域におけるツールや方法論に加え、アクセンチュアが保有する各業界への知見やアライアンスパートナーが提供するサービスのノウハウも集約している。Microsoft Azure上での導入も可能なほか、AIの技術進歩に応じた新たな機能の追加にも柔軟に対応できる。

 Accenture myWizardでは、「インテリジェント・データ・サイエンティスト」として、IT部門や事業部門のユーザーが科学的な知見に基づく意思決定ができるように、データのパターン識別結果やプログラム情報の取得を支援する。

 また「バーチャル・テスト・アドバイザー」として、テスト計画やテスト範囲、優先順位、要員配置など、人的判断を要する様々なタスクに関するアドバイスを、人間のテスターに提供する。また、再利用可能なテスト成果物や過去の修正内容を反映した適切なソリューションを提供することで、テスト担当者がテストの準備、修正に要する時間や工数を削減可能にする。

 「バーチャル・スクラム・マスター」は、アジャイル開発プロジェクトを様々な観点で監視・モニターする。プロジェクトを進行していくうえでの潜在的な課題が見つかった際には、プロジェクトマネジャーに警告するとともに、現実的な解決策を提示する。

 アクセンチュアは、2016年8月末までに200社以上への導入を目標にする。

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