ITセキュリティ関連サービスベンダーの米Webrootは2016年5月日、米Citrixとの製品統合を発表した。Citrixの「NetScaler ADC(Application Delivery Controller)」基盤に「Webroot BrightCloud IP Reputation Service」を補完する。
Webrootの「Webroot BrightCloud IP Reputation Service」をCitirixの「NetScaler ADC」基盤に統合することで、NetScalerを利用している企業はサイバー攻撃に対する防御のレイヤーを追加して、拡張性とセキュリティを向上することができるとしている。
Webroot BrightCloud IP Reputation Serviceは、1200万件以上の不正IPリストを数分ごとにダイナミックに更新して、最新のIP評価情報をリアルタイムに提供するサービス。NetScaler ADCは、Web上で配信されるアプリケーションのパフォーマンスやセキュリティを向上させるネットワーキングアプライアンス製品となっている。
IPレピュテーションの脅威インテリジェンスをNetScalerプラットフォームに統合することでCitrixユーザーは、IPデータについてURL、ファイル、モバイルアプリケーションを最高6段階までのセパレーションで照合して、インターネットオブジェクトの関連性を判断できるようになる。
不審な行動をリアルタイムで通知して、各不正IPに対して詳細なコンテキスト情報を提供することにより、インシデントレスポンスチームが素早く調査を行って、危険性が高いデータの盗難を防止できるように支援する。