IoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤を提供するオプティムは2016年5月18日、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を既存のビジネスに適用したり新サービスを提供したりするためのコンサルティングサービスを開始すると発表した。
オプティムの「AIコンサルティングサービス」は、機械学習やDeep Learning(深層学習)、画像解析、音声解析、顔認識などのAI(Artificial Intelligence:人工知能)関連技術を、ビジネスへ適用を支援するもの。同社のAIに関する研究開発の知見を活かす。
具体的には、事業展開に向けて、どのようなAIのアルゴリズム/技法を用いるのが最適かを提案し、プロトタイプや実際のサービスの構築を支援する。構築のためのテクノロジーとしては、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)に向けてはオプティムのOS「OPTiM Cloud IoT OS」を中心に、OSS(Open Source Software)や各種API(Application Programming Interface)などを用いる。Google Cloud PlatformやAWS(Amazon Web Services)、IBM Watson、Microsoft Azureなどである。
オプティムは2015年度からCloud IoT OS上でAI技術を提供し、複数業界でのAI活用を支援してきた。例えば、登録されたキーワードを基に知的財産権を侵害しているコンテンツを24時間検索したり、未知のものを含んだ数百種類のルーターの機種を自動設定したり、あるいは、ドローンで空撮した4K動画や画像を解析し大豆畑から害虫を検出したりである。AIコンサルティングサービスによって、こうした活用が可能になるという。