テクマトリックスは2016年7月15日、豪YellowfinのBI(Business Intelligence)製品である「Yellowfin」をラインアップに加え、ライセンス販売と、システムの構築・保守の提供を開始すると発表した。
テクマトリックスは、独自のEC業界を対象にしたサービス「EC トータルソリューション」と「Yellowfin」を連携することで、通信販売事業者やEコマース事業者向けの分析システムを提供する。
また、開発中の「製薬業界向け分析システム(仮称)」と連携する予定だという。同システムは、MR(医薬情報担当者)の日次の売上実績や担当するテリトリー、施設の実績を即座に把握できるようにするダッシュボードである。膨大なデータの中から参照したい情報を閲覧できるほか、中核となるエンジンの1つとしてYellowfinを採用することで分析までを可能にする。
さらに、テクマトリックスが提供するAWS(Amazon Web Services)のソリューション「CuCS on AWS」とYellowfinを組み合わせることで、Amazon RDS(Relational Database Service)や、DWH(Data Warehouse)サービスのAmazon RedShiftを用いた大容量・高速データ分析基盤を短期間で構築可能にする。
Yellowfinは、表現力に優れたダッシュボードを使って、データを簡単に可視化・分析できる。プロモーションやマーケティングなどでの分析業務を支援して、データに基づく的確な判断を可能にする。
クラウド環境で利用でき、基幹システムや業務システムに加え、Google AnalyticsやYouTubeなどの外部サービスにも接続が可能な機能を標準で提供する。社内外を問わず最新のデータを集約して、顧客分析や売上分析ができる。