IDCフロンティアは2016年9月6日、SSDを採用して刷新したホステッド(利用型)プライベートクラウドサービス「IDCFプライベートクラウド」の受注を開始した。サーバー非所有型で容易に拡張可能なほか、I/O性能を向上した。
IDCフロンティアは、ユーザーがサーバー機器を所有しない、ホステッドプライベートクラウドサービスである「IDCFプライベートクラウド」で、SDS(Software-Defined Storage:ストレージ仮想化技術)を用い、SSD(ソリッドステートドライブ)を搭載したx86汎用サーバーと、VMware Virtual SANを採用した。利用台数が増加した場合のホスト拡張も容易なうえ、I/O性能も従来のHDD併用型ストレージ機器で構成した場合と比べて約5倍の向上を見込める。
併せて、データセンター内では、IPファブリックネットワークを用いた新しいネットワーク構成を採用した。ユーザーは、必要なリソースに応じてハウジングやパブリッククラウドサービスとも広帯域でシームレスに接続できる、ハイブリッドでの利用が可能になる。
システム設計のノウハウや機器購入は不要で、プライベートクラウドを最小構成から利用開始でき、オンプレミスからスムーズに移行できる。
基本ホストが6台の構成で、仮想マシン約110台(仮想マシン1台を2.4GHz相当の2CPU/メモリー8GBとした場合)を提供できる。ホストは1台単位で最大64台まで無停止で増設可能だ。
VMware vSphereを活用し、オンプレミスからvSphereの移行機能であるvMotionでシステムを移行できる。データの消失リスクを低減するRAID6相当の機器構成になっており、物理ホスト2台の同時障害にも対処できる。
IDCFプライベートクラウドの価格は、初期費用は不要で、月額料金が98万円からになる。
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