日立システムズは2016年9月15日、セキュリティ対策を施したプライベートクラウド環境(専有型のITインフラ)を月額課金で提供する「プライベートブレードオンデマンドサービス セキュリティパッケージ」を発売した。
「プライベートブレードオンデマンドサービス セキュリティパッケージ」は、50台以上のサーバーが稼働できるプライベートクラウド環境に加え、サーバー用のサイバー攻撃対策サービスと、運用・管理サービスをパッケージ化したものである。ITインフラ・セキュリティ対策・運用の課題にまとめて対処できる。
初期費用や資産の所有、維持・管理が不要というパブリッククラウドの長所と、リソースの専有、独自のセキュリティポリシーや運用方法の継続が可能というプライベートクラウドの長所を併せ持っている。
セキュリティ面では、サイバー攻撃対策用にセキュリティ対策サービスを適用し、日立システムズのエンジニアが、データセンターで24時間365日の体制でクラウド環境の監視・運用を代行する。定期的な標的型攻撃訓練もサービスに含んでいる。
ユーザーは、サーバー環境を同サービスに移行することで、ハードウェア資産を保有せずに、安全なプライベートクラウド環境を導入できる。保有しているOSやミドルウェアなどのソフトウェアライセンスも持ち込んで利用できる。
プライベートブレードオンデマンドサービス セキュリティパッケージの価格は、初期費用は不要で、月額185万円(税別)からになる。
日立システムズは、2018年度末までに累計30億円の売上を目標にする。
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