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大日本印刷、アプリケーションの開発時から公開後まで一貫してセキュリティを高めるサービスを提供

2017年2月23日(木)IT Leaders編集部

大日本印刷(DNP)は2017年2月22日、モバイルアプリケーションの開発時から公開後までのセキュリティを向上できるサービスの提供を開始すると発表した。仏Pradeo Security Systems(プラデオ)のアプリケーションセキュリティサービスと、改竄を防止するDNPの堅牢化サービス「CrackProof」を組み合わせて提供する。

 発表したのは、アプリケーションの開発段階から公開後まで、一貫して情報セキュリティ機能を高めるサービスである。開発段階ではプラデオが提供する「アプリ自動監査サービス」で未知の脅威からの攻撃を防ぐ振る舞い検査を行い、開発した実行ファイルに対してはDNPの「CrackProof」で改竄を防止できる。公開後はプラデオの「アプリ保護サービス」でほかのアプリケーションの危険度を検知可能だ。

 開発中のアプリの実行ファイルをクラウド上のアプリ自動監査サービスにアップロードすると、セキュリティ検証結果レポートを得られる。開発者は、自社のセキュリティポリシーに沿って設定した監査項目をクリアできるまで繰り返しセキュリティチェックを行い、プログラムを修正することができる。

 公開前には、アプリ自動監査サービスでセキュリティチェックを行い、その後、堅牢化サービスであるCrackProofのクラウドサービス上で処理することで改ざんを防止する。

 アプリに保護サービスをあらかじめ組み込んでおけば公開後、利用者がアプリケーションを起動する際に、同じスマートフォン・タブレットなどにダウンロードされているほかのアプリケーションの危険度をチェックするようになる。不正なアプリケーションを検知した場合には、起動を停止させたり不正なアプリケーションをアンインストールさせたりするように設計することが可能だ。

 これらのサービスを同一のクラウド環境でシームレスに利用でき、より安全なアプリケーションを効率的に開発可能になる。

 価格は、アプリケーションの利用形態によって異なる。個別見積もり。

 DNPは、自動車・金融機関・ゲームメーカー・HEMS(Home Energy Management System)などの業界でアプリケーションを開発・提供している企業を対象に、2020年度までの5年間で50億円の売上を目標にする。

 CrackProofは、DNPのグループ会社であるDNPハイパーテックが提供している。

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