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米Red Hat、OpenStackによるIaaS基盤の最新版でネットワーク機能などを強化

2017年5月31日(水)IT Leaders編集部

米Red Hatは、迅速な拡張性を備えたIaaS(Infrastructure as a Service)基盤の最新バージョン「Red Hat OpenStack Platform 11」の提供を開始した。「OpenStack」の「Ocata」リリースをベースに、Composable Roleのアップグレードをサポートし、ネットワーク機能の強化、クラウド統合管理のためのRed Hat CloudFormsとの連携の強化を図っている。

 「Red Hat OpenStack Platform 11」は、「Red Hat Enterprise Linux」を基にしたクラウド基盤を提供する。OpenStackコミュニティコードをベースにした、OpenStackのテストおよび認証済みでフルサポート対象のバージョンとなる。OpenStackインフラストラクチャーコンポーネント以外に、Red Hat OpenStack Platformクラウド上で稼働するワークロードも監視できるハイブリッドクラウド管理、および監視基盤であるRed Hat CloudFormsも含んでいる。

 ソフトウェアデファインドオープンストレージ「Red Hat Ceph Storage」との密接なインテグレーションを可能にしており、OpenStackコンピュートノードと同じノードに同居させられる。ストレージのミラーリングによってサイト間のデータレプリケーションを簡素化し、障害からの復旧能力も向上できる。

 Composable Roleのアップグレードをサポートし、ライフサイクル管理を維持しながら同基盤の導入、アップグレード機能の適応性と整合性の向上を可能にした。

 OpenStackサービスを個別に構成し配備できるため、オペレーターはデータベース、プロキシー、メッセージングサービスなどのコンポーネントを独自の要件に基づいて特定のノードに配置することが可能だ。カスタマイズしたロールを導入後に稼働中のクラウドに追加できる。

 そのほかに、ネットワークおよびNetwork Function Virtualization(NFV)に対するサポートを拡大したことに加え、VLAN-awareVMをフルサポートした。Red Hat CloudFormsによる管理も強化している。

 サポート面では、 Red Hatのグローバルサポートチームが将来バージョンへの移行とアップグレードを支援する。

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