米アクセンチュアと独SAPは2017年6月12日(独・米国時間)、アクセンチュアのエンタープライズアナリティクスアプリケーションを新しいデジタルイノベーションシステム「SAP Leonardo」に統合すると発表した。SAP Leonardoに基づいたデジタル製品を活用し、イノベーションや開発、市場開拓を共同で推進するため、協業を強化する。
アクセンチュアは、同社の50を超えるアナリティクスアプリケーションを「SAP Leonardo」に統合する。これにより、ユーザーはデジタル変革をシンプルかつ迅速に実行できるようになるとしている。
アクセンチュア・デジタルはSAP Leonardoを活用したインテリジェントアナリティクス製品を提供できるように取り組んでいるという。新サービスでは、ユーザーは予測モデルを独自のビジネス状況に合わせることが可能になり、リアルタイムでの状況把握と的確な意思決定が可能になる。
アクセンチュアは、財務会計、サプライチェーン、調達、人材管理、販売・顧客サービスの領域で実証済みのアナリティクスアプリケーションを統合する計画だ。アクセンチュアの「Payables Optimizer」や「Advanced Inventory Management」などの製品とSAP Leonardoを統合することにより、資本コストを削減しつつ、サプライチェーンを最適化して顧客のリアルタイムの需要に対応できるようになる。