NECは、企業の働き方改革を支援するクラウド型「働き方見える化サービス」の提供を開始した。1ID当たり月額500円(税別)から利用でき、テレワークの運用もサポートする。
「働き方見える化サービス」では、自宅や外出先で行うテレワークやオフィスでの勤務状況のデータ収集と可視化が可能である。テレワークでは、PCに加えスマートフォン経由で勤務申請や管理者承認、業務報告などができ、勤務実績の登録は、4つの勤務状態(開始・休憩・再開・終了)の選択で行うことができる。
マイクロソフトの「Skype for Business」と連携することで、テレワークとオフィス業務双方で、社員の勤務状況(在席状況やPC利用状況)のデータを自動収集し、可視化できるようになる。社員の勤務状況報告の手間を省けるうえ、客観的なデータで個々の勤務状況を把握できる。長時間の連続勤務や超過勤務に対しては、ポップアップ画面による注意喚起も可能だ。
NECの顔認証セキュリティソフトウェア「NeoFace Monitor」と連携すると、Windowsログオン時に顔認証による本人確認ができるため、なりすましの防止も図れる。育児や介護などの生活と勤務を組み合わせて働ける在宅勤務をはじめ、客先でPCを利用する業務など、テレワークの効率的な運用をサポートする。
安全で柔軟性の高いクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」上で提供する。利用者の新規登録・削除は、CSVファイルで管理し、一括でシステムに登録可能だ。システムに登録された利用者にはサービス用URLの情報が届き、このURLにアクセスしてダウンロードしたクライアントソフトウェアをインストストールすることで利用可能になる。
働き方見える化サービスの価格は、初期費用は不要(別途NEC Cloud IaaSの契約が必要)で、1アカウント当たりの月額利用料が500円になる。
NECは、今後3年間で同サービスと連携する機器やソフト、サポートに関連するビジネスを含め、約100億円の売上を目標にする。