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住信SBIネット銀行がRPAで月1700時間を削減―アイティフォーが発表

2017年9月4日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

SIベンダーのアイティフォー(ITFOR)は2017年9月4日、住信SBIネット銀行がITFORが販売するRPA(ロボットによる業務自動化)ソフト「ナイス・デスクトップオートメーション」を採用したと発表した。2017年6月から3部門11業務で稼働している。RPAの導入によって1カ月あたり1700時間の労働を削減したという。

 住信SBIネット銀行は従来、コールセンターや住宅ローン業務などのバックオフィス業務において、手作業による負荷が大きな課題となっていた。今回、3部門11業務を対象にRPAを導入したことによって、1カ月あたり1700時間の労働を削減したとしている。

 住宅ローン業務では、審査結果の情報を取得してから顧客にメールで通知するまでの一連の作業を、多い日には1日あたり200~300件、すべて手作業で実施していた。RPAよって、1件あたり10~15分かかっていた作業が約1~2分で済むようになったほか、5~6名を要していたスタッフを1~2名に削減できた。

 業務の自動化によって、業務のミス発生件数もゼロになった。従来は、手作業による人為ミスの排除が大きな課題となっていた。また、導入に際しては、ロボットの統制に注力した。各部署で独自にロボットを作成・変更できないように、サーバー側でロボットを集中管理するようにした。今後RPA適用業務が拡大しても、IT統括部署での統合管理が行える。

 住信SBIネット銀行では、2017年6月の稼働開始を受けて、翌7月にRPA推進室を新設した。今回稼働を開始した3部門11業務以外にも、導入の要望が全社から100件以上挙がっている。

 導入したRPAソフトは、イスラエルNICE Systems(日本法人はナイスジャパン)が開発した「ナイス・デスクトップオートメーション(NICE Desktop Automation)」である。

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