ハンモックは2017年11月21日、IT統合管理ソフトウェア「AssetView」の新バージョン「Ver.10.0」を発表した。ユーザーの運用性向上支援のため機能・サービスを強化している。2017年12月1日に発売する。価格は、1機能の1ライセンスが1450円(利用者数や機能により標準単価は異なる)からになる。
「AssetView Ver.10.0」では、機能の根本的な強化と、それにともないい拡充した運用支援サービスを展開する。
具体的には、製品データベースを刷新したことで、レポート機能が拡充した。生産性向上、セキュリティ対策、TCO削減の観点で可視化する7種類の「標準レポート」と10種類の「経営層向けレポート」を自動出力できる。
性能も向上させた。膨大なログの検索やメンテナンス処理時間など管理者の操作性において、過去のバージョンとの116項目のテストの結果、速度性能を23%向上したとしている。
脆弱性対策の強化も図った。セキュリティパッチの適用作業を軽減するとともに、WSUSサーバーを吸収してコストと運用工数削減を支援する。
運用支援サービスの拡充については、ユーザーの運用スタイルに合わせて、蓄積されたログを基に作成する傾向分析レポートを提供する分析サービスと、定期訪問による運用提案やポリシー変更、それらにともなう付帯作業をセットにしたサービスを提供し、ユーザーのPC運用管理を支援する。
年1回のバージョンアップ作業やバックアップ、サーバー監視といった、管理サーバーのメンテナンスを含んだクラウドサービス「AssetView Basic Service for Cloud」の提供も開始する。
ハンモックは、初年度に200社への販売を目標にする。