クレオは2017年11月21日、会計・人事給与パッケージ「ZeeM」の月額利用モデル、「ZeeM on Azure」を発売すると発表した。11月に「ZeeM 人事給与」のサービス提供を先行し、今後は「ZeeM 会計」も含めた会計・人事給与パッケージのSaaS型サービスへと展開していくという。
「ZeeM on Azure」は、ZeeMの会計パッケージおよび人事給与パッケージを、マイクロソフトのクラウド基盤「Microsoft Azure」のマルチテナント環境からSaaSとして提供するもの。
ユーザーは、システム刷新にかかる時間や手間を削減するとともに、稼働後のZeeMの法改正対応パッチやOSのセキュリティパッチの適用、サーバートラブル時のリカバリーやバックアップ対策といったシステム運用の手間も省けるようになる。
システム構築時にかかる、ZeeMのライセンス購入やOS・サーバーなどのITインフラ調達コストの負担も不要になる。稼働後のOSバージョンアップやZeeMのアップデート作業、安定稼働のためのシステム運用保守も月額料金のなかでクレオが提供するため、ユーザーがシステム運用にかけていた設備投資や人件費などのコスト負担が軽減できる。
先行リリースする「ZeeM人事給与」は、大手・中堅企業を中心に、様々な業務要件に対応する柔軟性と汎用性を備えた人事給与パッケージだ。毎年の法改正のほか、マイナンバーの厳格な管理、「働き方改革」で複雑化する人事業務にも対応できる。また、人事情報と給与情報が一元化された統合データーベースにより、ルーティン業務のプロセス簡略化のほか、統計・分析のための高度な人事データ活用なども可能にする。