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危険なIPアドレスをファイアウォールに設定するツール「どこどこJP for Check Point R80」─Geolocation Technology
2017年11月24日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
Geolocation Technologyは2017年11月24日、公開プロキシサーバーとの通信をファイアウォールでブロックするなど、特定の目的に合致したアクセスを制御できるソフト「どこどこJP for Check Point R80」を発表、同日提供を開始した。イスラエルCheck Point Software Technologiesのファイアウォールと連携して動作する。
Geolocation Technologyは、IPジオロケーションサービス「どこどこJP」を運営している企業である。IPアドレスをAPI経由で問い合わせると、IPアドレスのロケーション(地域)や組織、アクセス環境(回線種別など)を教えてくれるサービスである。ユーザーは、これらの情報をマーケティングやセキュリティに利用できる。
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どこどこJPのWeb管理画面から利用できる一機能として、ファイアウォールがアクセス制御に使うためのIPアドレスリストを、どこどこJPのデータベースから抽出する「リバース機能」を用意している。「公開プロキシサーバーとして使われたことがあるIPアドレス」や「(P2P型の匿名通信ソフトである)torを使っているIPアドレス」のように、アクセスを制御したい目的に応じて検索して抽出できる。
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IPアドレスリストをファイアウォール機器に登録するツールを提供
同社は今回、どこどこJPのリバース機能を強化し、IPアドレスリストの出力用途を増やした。新たに、イスラエルCheck Point Software Technologiesのファイアウォール(ソフトのバージョンはR80.10)に登録可能なフォーマットでIPアドレスリストを出力できるようにした。
さらに、リバース機能で抽出してダウンロードしたIPアドレスリストをイスラエルCheck Point Software Technologiesのファイアウォールに反映するための専用ソフト「どこどこJP for Check Point R80」を用意した。このソフトはWindows 7/8.1/10上でスタンドアロンで動作する。
どこどこJPの価格(税別)は、初期費用が10万円。利用料は、月間5万リクエストまでで月額1万円、10万リスエストまでで月額2万円、30万リスエストまでで月額3万円、50万リスエストまでで月額5万円、100万リスエストまでで月額8万円。これ以降、1000万リクエストまでは、100万リクエストごとに2万円を加算。1000万リクエスト以降は、1000万リクエストごとに2万円を加算する。
リバース機能の価格は、抽出するIPアドレス数によって変わる。IPアドレス5000個までは月額1万円、1万個までは月2万円、3万個までは月3万円、3万個を超える場合は、一律で月5万円が上限となる。