トッパン・フォームズは2017年12月4日、送り状や納品明細、作業指示書など、現場での即時大量印刷を必要とする帳票出力用データを生成して配信するサービス「Print Data Transfer/プリント・データ・トランスファー」の提供を開始した。販売目標は、関連サービス全般で2019年度までに5億円。
プリント・データ・トランスファーは、ユーザーの既設印刷機器を使い、クラウド経由でオンデマンド印刷できるようにするサービスである。プリントデータ生成・配信のアウトソーシングが可能になり、企業の帳票出力に関わるコストと労力を低減できる。トッパンフォームズとNECが共同開発した。
具体的には、トッパンフォームズの帳票生成基盤で生成したプリントデータを、NECのクラウド基盤サービスにより構築した統合印刷管理クラウドにスプールし、ユーザーの拠点にあるプリンターで即時印刷できるようにする。Web画面から、ユーザー側で印刷完了の確認などを把握できる。重要な帳票データ全般の管理・運用をセキュリティが確保されたクラウド環境で行える。