レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは2017年12月7日、「Microsoft Azure Stackソリューション」分野で日商エレクトロニクスと協業したことを発表した。レノボが提供するプライベートクラウド向けのAzure Stack搭載ハイパーコンバージドシステムに、ネットワークを含む周辺システム構築サービス、保守運用サービスを日商エレクトロニクスがバンドルして提供する。
日商エレクトロニクスの「Lenovo ThinkAgile SX for Microsoft Azure Stack Powerd by 日商エレクトロニクス」は、2017年7月にレノボが発表した「Lenovo ThinkAgile SX for Microsoft Azure Stack(ThinkAgile SXM)」に、周辺システム構築サービスと運用保守サービスをバンドルしたもの。
レノボのThinkAgileは、ラックスイッチ、管理用スイッチ、x86サーバー、管理用サーバーで構成されるハイパーコンバージドシステム。今回、Azure Stack用としてラックスイッチに「RackSwitch GS8772」、管理用ポート接続用スイッチに「RackSwitch G8052」、x86サーバーに「System x3650 M5」、サーバー管理ソフト「XClarity」を搭載する「System x3550 M5」を採用してシステムを構成した。
Azure Stackは、パブリッククラウドとして提供されているMicrosoft Azureを、操作性と機能はそのままに、プライベートクラウドやオンプレミスで再現するためのソリューション。クラウド利用企業に多い、ハイブリッドクラウドを、Micorosoft Azure、Azure Stackの組み合わせで実現する。
日商エレクトロニクスは、コンサルティングから導入、運用まで、ThinkAgile SXM周辺サービスを提供する。コンサルサービスは、最適なクラウド導入手法からクラウド化後の運用設計まで、ハイブリッドクラウド導入の成果をコミットする。フィジビリティサービスは、計画通りに導入が進むか事前確認するためのプロトタイプの作成や検証環境での事前評価を行う。
AzureStack設計サービスは、設計書の作成、ネットワーク環境の提案、運用支援書の作成など詳細設計を行う。AzureStack導入サービスは、ネットワーク接続、Azureとの接続、動作確認、カタログ作成、PaaS環境の構築などの導入支援を行う。そして、プレミアムサポートとしてアカウントSEによるサポートを提供する。