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大日本印刷と横浜銀行、本人認証アプリケーションを利用した顔認証機能を実証実験

2017年12月28日(木)IT Leaders編集部

大日本印刷(DNP)は2017年12月27日、生活者がスマートフォンを利用した金融機関向けサービスをより安全に利用できるように、横浜銀行と生体情報を活用した本人認証サービスを開発することで基本合意したと発表した。

 DNPと横浜銀行は、本人認証サービスの開発を進めるに当たり、DNPが開発した本人認証アプリケーションを活用して、2018年春から、横浜銀行およびDNPの関係者により、顔認証機能の実証実験を実施する。

 同実証実験では、事前に運転免許証などの公的身分証を撮影し登録した顔写真データと、スマートフォンのインカメラで撮影した顔写真を照合することにより、不正利用でないことを確認し、決済口座の登録を行う。

 利用者は、同機能を利用することにより、不正利用を防止できるうえ、郵送などによる本人確認書類のやり取りや複数のパスワードを管理する手間を省けるようになる。

 実証実験の結果を踏まえて、横浜銀行では、同顔認証機能を、スマートフォン決済サービス「はまPay」などの本人認証機能として商用利用することをを検討していく。

 また、DNPは、スマートフォンを利用した各種の金融サービス(預金口座振替契約や送金アプリケーションの利用契約など)の本人認証アプリケーションとしての商用化を検討する。

 はまPayは、横浜銀行と契約した店舗で買物代金などを支払う際、個人の顧客が専用のスマートフォンアプリケーションを操作することで、事前に登録した横浜銀行の口座から決済資金を即時に引き落とせるサービスだ。

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