中野区は2018年2月5日、NTT東日本と協定を締結し、中野サンモール商店街振興組合の協力を得て、中野駅北口付近の中野サンモール商店街内において、ネットワークカメラを活用した画像解析による来街者属性分析の実証実験を2月9日から3月末にかけて実施すると発表した。
図1●中野サンモール商店街における実証実験の概要(出所:中野区、中野サンモール商店街振興組合、NTT東日本)
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実験では、中野駅北口エリアの来街者の通行量や属性を把握し、このデータを蓄積した結果を解析することによって、来街者の傾向分析を行う。中野サンモール商店街の中野駅北口側の入口2拠点にネットワークカメラを設置し、来街者の画像データから属性情報(通行人数、年齢層、性別)を取得する。
カメラが取得する画像データについては、即時廃棄し、人数、年齢層、性別以外について、記録・保存は行わない。
中野区は、この実証実験によって得られたデータと解析手法の有効性を確認し、他の地域においてもデータを解析する。これにより、観光プロモーションや商店街振興策など、各種の地域振興に活用できるかどうかを検討していく。