SAPジャパンは2018年5月11日、物理資産の同等物を仮想的に作成し、センサーフィードに基づいてリアルタイムでインテリジェントな分析を提供するクラウドベースの製品「SAP Predictive Engineering Insights」を発表、同日提供を開始した。
SAP Predictive Engineering Insightsは、製造物に対して、物理的な検査に代わって、センサーデータを利用した継続的な“デジタル検査”を行えるようにする製品である。同社のIoT関連ソフト「SAP Leonardo」を基盤にしている。
センサーデータに基づいて応力や疲労を計算する標準的なエンジニアリング手法と、高性能な3Dエンジンを組み合わせることによって、製造物に関するインサイト(洞察)を視覚化して提供する。ユーザーは、製造物に関する洞察を活用することによって、性能と信頼性を予測し、これらを向上させることができる。
デジタルツインテクノロジー(工場や製品などに関わる物理世界の出来事を、そのままデジタル上にリアルタイムに再現する技術)を利用している。