NECは2018年6月13日、スポーツ大会をはじめとした各種イベントや企業の社会貢献活動などのボランティア活動向けに、ボランティア業務の円滑な運営を支援する「ボランティア支援サービス」の提供を開始した。価格(税別)は、初期費用が40万円で、月額が15万円。
ボランティア支援サービスは、主催者・運営者におけるボランティアスタッフの募集から選考・教育等のステータス管理、ボランティアスタッフの属性やスキルに応じた適材適所への配置管理など、一連のボランティア運営業務を支援するものである。ボランティアスタッフも、当日の役割やスケジュール、運営者からのメッセージなどをマイページから手軽に確認できる。
具体的には、主催者・運営者がボランティアの募集画面を作成する際に、ボランティアスタッフの要望や保有スキルなどをアンケート項目として自由に設定することができる。そのアンケート回答内容や本人属性と、役割に必要な経験やスキルをマッチングすることで、適材適所の配置を支援する。また、ボランティアスタッフへの説明会の案内や当日の連絡事項を迅速に通知することが可能だ。
ボランティアスタッフは、ボランティア活動の応募登録を行うと、マイページ上で選考・教育のステータス確認、当日の役割・スケジュールの確認、受付などで使用できるQRコードの表示、運営者からの通知受信、アンケート記入、過去の参加実績の確認、募集中/募集予定/すでに応募済みのボランティア活動の確認の各機能が利用できる。
情報の開示範囲の制限や、機能の利用権限を階層管理することが可能だ。これにより、主催者と運営者が異なる場合や、企業の団体代表者などが団体応募で申請する場合など様々なケースに対して、適切な情報管理を行える。
なお、同サービスは先行して、日本航空やNEC社内における社員のボランティア活動に活用する。