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NEC、SMS配信サービスのAPIをパートナー向けに公開、SMSの組み込みを促進

2018年6月25日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは、複数の携帯端末に対して一斉にSMS(ショートメッセージサービス)メッセージを配信できるクラウドサービス「NEC SMSプッシュサービス」において、パートナープログラムを2018年7月から開始すると発表した。APIを公開するほか、販売面でも支援する。

 NECの「NEC SMSプッシュサービス」は、複数の携帯端末に対して一斉にSMSメッセージを配信できるクラウドサービスである。携帯電話会社(NTTドコモ、au、ソフトバンク&ワイモバイル)の設備とSMS配信システムを直接接続して利用する。2017年12月から提供している。

図1:「NEC SMSプッシュサービス」のパートナープログラムのイメージ(出典:NEC)図1:「NEC SMSプッシュサービス」のパートナープログラムのイメージ(出典:NEC)
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 今回、パートナープログラムを開始した。まず、パートナー企業が開発する製品・サービスにNEC SMSプッシュサービスを組み込むためのAPIを公開する。さらに、相互接続性を確認するための検証環境をパートナーに対して無料で提供する。技術的な問い合わせにも回答する。

 これにより、顧客管理システムやユーザー認証が必要なアプリケーションなどにSMSを組み込みやすくなる。また、NECが現在検討を進めているSMSの本文の暗号化や、多言語音声翻訳サービスとの連携に関する取り組みを紹介する。

 また、パートナー企業がNEC SMSプッシュサービスを自社サービスとして販売できるメニューを用意する。また、NEC SMSプッシュサービスのホームページにパートナー企業の情報を掲載し、パートナー企業が提供する製品・サービスの紹介サイトへの送客を促進する。さらに、NECやパートナー企業による提供事例の紹介、各種セールスツールの提供を行う。

 パートナープログラムを用意した背景についてNECは、製品・サービスにSMS配信機能を簡単に組み込めるAPIが市場で求められていることを挙げている。

 「SMSのメリットは、電話番号に対してメッセージを配信できることである。同じ電話番号を使い続けるユーザーが多いため、メールや郵送などの手段よりも高い到達率と開封率が見込める。このため、契約満期の通知といった重要連絡の配信や、Webサービス利用時のワンタイムパスワード通知などに適する」(同社)。

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