ソフトウェアの品質保証・テストツールを提供するSHIFTは2018年7月6日、アプリケーションの性能を改善するSIサービス「システム性能改善サービス」を発表、同日提供を開始した。APM(アプリケーション性能管理)ソフトなどを用いて性能を改善する。
SHIFTは、アプリケーションシステムの性能を改善するSIサービスを提供開始した。SHIFTが窓口となり、SHIFTグループ各社のリソースを使って性能の改善にあたる。アプリケーション性能を測定・管理するソフトとして、SHIFTグループの1社であるAiritechが販売する「Instana」(米Instana製)を用いる。
図1:システム性能改善サービスの提供内容(出典:SHIFT)
Instanaの導入にあたっては、アプリケーションに変更を加える必要はない。監視対象となるホスト上でエージェントソフトを起動するだけで監視できる。Dockerコンテナ内のJavaプロセスなども簡単に監視できるという。また、監視サーバー機能はSaaS型で提供するため、監視にあたってサーバーを用意する必要がない。
システム性能改善サービスを提供する背景についてSHIFTは、複数ベンダーが関与して開発したシステムの場合、ユーザーみずからベンダー管理をしながら性能の改善にあたっていることを挙げる。SHIFTのシステム性能改善サービスでは、既存システムに対する性能の改善をSHIFTが一手に引き受ける。