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OBC、奉行クラウドにAPIを追加、データ連携の第一弾はクラウドPOSレジ「スマレジ」

2018年7月27日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

オービックビジネスコンサルタント(OBC)は2018年7月27日、SaaS型クラウドサービスの形態で提供する基幹業務ソフト「奉行クラウド」の機能上位版として、外部システムと連携するためのAPIを使えるようにした「奉行クラウド API version」を発表した。同日販売を開始した。

 API versionは、既存の奉行クラウドにAPIを追加した上位版に当たる。既存の奉行クラウドと併売する。価格(税別)は、会計ソフト「勘定奉行クラウドi」のAシステム1ライセンスの場合、既存版が年額15万円からで、API versionは年額16万5000円から。いずれも初期費用が別途必要で5万円。

図1:奉行クラウド API versionの概要(出典:オービックビジネスコンサルタント)図1:奉行クラウド API versionの概要(出典:オービックビジネスコンサルタント)
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 API versionの第一弾は、会計ソフトの勘定奉行クラウドである。今後、給与、人事、販売、在庫、債権債務、申告など、業務別にAPI versionの提供を予定する。さらに、奉行シリーズと連携する200種類以上の業種・業務アプリケーションについて、2019年の夏頃をめどに順次APIに対応させていく。

 2018年10月には、奉行クラウド API versionのAPIを使ってデータ連携するアプリケーションの開発を推進するため、関係者を支援する新しいパートナーシップを始める。APIの開発環境となる奉行クラウドのテスト環境と、APIの開発を支援する開発者ポータルを提供する。これを通じてリファレンス(仕様書)やドキュメント(説明書)を提供する。

 奉行クラウド API versionとAPI連携する第一弾のアプリケーションは、クラウド型のPOS(販売時点情報管理)レジソフト「スマレジ」(スマレジが開発)である。

 スマレジとの連携では、クラウドPOSレジに集まる日々の売上・入金データを、勘定奉行クラウドに、APIを介して自動で反映する。これまで必要だった売上・入金データの送信業務そのものがなくなる。店舗での売上・入金のミスなどの修正データも、経理上の赤黒処理として連動できる。

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